なぜ、M365が本当に根付く企業には“全社のプラン”があるのか
私は、これまでに M365を導入し DX推進に取り組む企業を50社以上支援してきました。
成功する企業には、ひとつだけ共通点があります。 それは、「IT部門だけで頑張る」のではなく、会社ぐるみでDXのプランを描いていることです。
一部の部署での小さな成功は、もちろん価値があります。 ですが、組織全体を変える「土壌改良」には、異なるアプローチが必要なのです。
今回は、私が現場で感じた「定着化の本当の分かれ道」について、お話しします。
一部の部署だけの成功は、エンジニア支援で実現できる
ツールを導入し、ハンズオンやトレーニングでサポートする。 それ自体はとても愉快で、必要なことです。
しかし、それはあくまでも「一部の部署に対する技術支援」です。 全社に広げようとしたとき、同じやり方では効果が絶ちます。
でも、全社改革には「働き方の土壌改良」が不可欠
つまり、このやり方自体を「これからも守り続ける」のか、「変える」のか。
そこにアクションを起こし、全社の働き方を見直す。
これが、本当の「土壌改良」です。
本気の変革を起こした企業が持っていた共通点
- 最初から「全社で変わる」を前提に計画を組んでいた
- 部署を越えて働き方を議論する場を作った
- ツール利用技術より、「互いに見える」「込める」文化づくりを優先した
なぜデジタルガーデナーが必要なのか
これは、ツール教育だけでは課題を解決できない。
かといって、経営者が直接現場を直すのも現実的ではない。
そこで、現場と経営の中間に立ち、 やさしく、だけど確実に土壌を耕す。
これが、デジタルガーデナーの役割です。
あなたの組織で「土を耕す」ためにできる最初の一歩
- まず、「働き方を話し合う場」を作りましょう
- ツールの説明会やハンズオンだけではなく、「何を変えたいか」を話す場を設けましょう
- とても小さなことでもかまいません
- そこに「実際に働いている人たちの声」を反映させること。
でも~
他部署と話すのは、実際とても能力を要することです。
「自分たちだけでうまくやりたい」 そんな気持ちがよぎるのも、私は良くわかります。
だからこそ、私はその場に一緒に入り、対話をつなぐ役割を当わせて頂きます。
声を聞き合い、考えをかさね、本当に変えたいことを一緒に見つけていく。
そのスタートを支えること。
それが、私がデジタルガーデナーとして気持ちを込めてやりたい支援です。
「まずは、あなたの思いを聞かせてください。」
ご相談はいつでも歓迎です。