職場とは何か
なぜ「職場」という言葉を使うのか
DXの話をするとき、「会社」「組織」「部署」といった言葉が使われることが多いかもしれません。
ただ、これらの言葉を使うと、話の焦点がぼやけてしまうことがあります。「会社」と言えば経営や全社戦略の話になりやすく、「組織」と言えば構造や制度の話に広がりやすい。「部署」という言葉も、組織図上の区分を指すことが多く、実際に仕事が動いている場所とは少しずれることがあります。
DXの話がどこか噛み合わない、という感覚があるとすれば、その一因は、話している範囲がそろっていないことにあるのかもしれません。
SawaLeafが言う「職場」の定義
このサイトで「職場」という言葉を使うとき、それは同じ仕事をしている最小単位を指しています。ここで言う最小単位とは、組織図上の区切りではなく、日々の仕事が自然に回っている範囲のことです。
日々の判断や会話が行われている場所。誰かが何かを決め、誰かがそれを受けて動く、そういうやり取りが繰り返されている範囲です。
管理職の方であれば、日常的に向き合っているのは、おそらくこの範囲ではないでしょうか。週次の進捗確認、ちょっとした相談、急な対応の判断。そうしたことが起きている場所のことを、ここでは「職場」と呼んでいます。
なぜ会社全体でも、個人でもないのか
会社全体を見渡す視点は、方針を決めるには必要かもしれません。ただ、そこから見える景色と、日々の仕事が動いている場所で見える景色は、かなり違います。全社視点では、現場で何が起きているのかが見えにくくなることがあります。
一方で、個人の視点に寄りすぎると、話が「あの人はできる」「この人は苦手」という方向に流れやすくなります。個人の努力や適性の話になってしまうと、仕事の進め方そのものを見つめる機会が遠のいてしまうことがあります。
その間にある「職場」という単位は、仕事の流れが実際に動いている場所であり、変化が起きるとすれば、そこで起きるものだと考えています。
DXが影響を及ぼす現実のサイズ
新しいツールが導入されたとき、その使われ方が決まっていくのは、おそらく職場の中です。誰かが使い始め、誰かが真似をし、あるいは誰も使わないまま時間が過ぎる。そうしたことが起きるのは、会議室でも経営会議でもなく、日々の仕事の中です。
仕事の流れが変わるとすれば、それもまた職場の中で起きます。逆に、変わらないまま続いていくのも、同じ場所です。
「何かがずれている」という違和感があるとすれば、それが生まれているのも、きっとこの範囲の中ではないでしょうか。
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この「職場」という言葉の定義が、このサイトでDXの話をするときの、ひとつの基準点になっています。
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