職場文化とは何か

なぜ「職場文化」という言葉が必要になるのか

同じツールを導入しても、定着する職場と、そうでない職場があります。
研修の回数も、マニュアルの充実度も、大きく変わらないのに、結果だけが異なる。そういう場面に出会ったことがある方は、少なくないのではないでしょうか。

「職場」という言葉だけでは、この違いは説明しきれません。
「定着」という言葉だけでも、やはり足りないものがあります。

条件が揃っているはずなのに、うまくいく場所とそうでない場所がある。その差を捉えるために、「職場文化」という言葉が必要になります。

SawaLeafが考える「職場文化」の捉え方

SawaLeafでは、職場文化を「理念」や「価値観」とは区別して考えています。
掲げられたビジョンや、共有された目標のことではありません。

職場文化とは、日々の判断、振る舞い、会話の積み重ねによって、いつの間にか形づくられているもののことです。

誰かが決めたわけではないのに、「うちではこうする」という感覚が、なんとなく共有されている。

明文化されていないのに、選ばれやすい行動と、選ばれにくい行動がある。

そうした、目に見えにくい前提のようなものを、ここでは職場文化と呼んでいます。

職場文化が定着に影響する理由

新しいやり方が職場に根づくかどうかは、いくつかの場面で静かに決まっていきます。

たとえば、判断のされ方。迷ったとき、周囲に相談しやすいか。試してみることが許容されるか。

たとえば、迷いの許され方

「まだ慣れていないので」と言えるかどうか。失敗を見せられるかどうか。

たとえば、新しいやり方が選ばれるまでの距離感。今までのやり方を続けたほうが安全だと感じるか、変えてみてもいいと感じるか。

こうした日常の感覚が、ツールの使われ方や、定着の速度に静かに影響しています。

文化は「変える対象」ではなく「前提条件」

職場文化には、良いも悪いもありません。
少なくとも、外から見てすぐに評価できるようなものではありません。

ここでお伝えしたいのは、「だから文化を変えましょう」ということではなく、「まず、そこに職場文化というものがある」ということです。

職場文化は、変える対象である前に、観察の対象です。定着を考えるとき、その前提条件として、静かに存在しているものです。

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DXは定着であり、定着は職場で起きる。その職場には、それぞれの職場文化があります。
定着のしやすさの違いは、誰かの意識や努力だけでは説明しきれないことがあります。

職場文化という前提を知っておくことで、見え方が少し変わるかもしれません。

SawaLeafでは、この「定着のしやすさの違い」を捉えるための言葉として、「職場文化」という表現を使っています。
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